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2024.01.27

ドクターズコスメのレチノール配合化粧品が肌にもたらすメリットは?使用上の注意点も解説

肌の乾燥や暗い印象の肌など、肌に関する悩みはさまざまです。レチノールを配合した化粧品は、そのような肌悩みに対して効果が期待できると思われている方も多いのではないでしょうか。本記事では、化粧品に配合されるレチノールについて解説。ドクターズコスメに配合されるレチノールと、一般化粧品に配合のレチノールとの違いや、レチノールを使用する際の注意点などもお伝えします。レチノール配合の化粧品に興味はあるけれど、使用に関して不安がある方にとって参考になる内容です。

ドクターズコスメはどんな化粧品?

ドクターズコスメを使用するイメージ

ドクターズコスメには明確な定義はありません。美容皮膚科の医師やクリニックなど医療機関が監修した製品や開発に加わってできた製品を、ドクターズコスメと呼んでいます。似たような言葉にメディカルコスメや機能性化粧品がありますが、これらもほぼ同様の意味で語られます。

ドクターズコスメの多くは、医療機関でのみ取り扱いが認められる医療機関専売品。ドラッグストアや一部のコスメショップなどでは販売されていないケースもあります。

ドクターズコスメの特徴

ドクターズコスメは専門家の知見や多くの研究データをもとに作られています。製品によりますが、敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方でも使いやすいよう、刺激に配慮した成分を配合していることが特徴です。またカウンセリングを受けたうえで使用することを念頭に置いているため、成分が高濃度で配合されている傾向にあります。
さまざまな肌悩みに特化した製品がラインナップされているため、より目的にあったケアができる点も特徴の1つです。

ドクターズコスメでよく聞くレチノールとは?

ドクターズコスメで、「レチノール」を配合した製品を目にする機会が多いのではないでしょうか。レチノールは一般的な化粧品にも使用されています。しかし、レチノール配合と表示していたとしても高濃度での配合は難しいため、ドクターズコスメよりもアイテム数が少ない傾向にあります。

レチノール配合の化粧品を使って自身が望む効果を期待するなら、レチノールを高濃度に配合したドクターズコスメを選ぶと良いでしょう。以下ではレチノールとはどのような成分なのか、詳しくお伝えしていきます。

レチノールはビタミンAに分類

レチノールはビタミンAに分類される成分です。ヒトの体内では生成できず、食事などで体内に取り込まなくてはなりません。ビタミンAを摂取することで抵抗力がつく、皮膚や粘膜を健やかな状態にする、抗酸化の働きなどが期待できます。

ドクターズコスメなど化粧品に配合する際、ビタミンAは活性型に変化。レチノールと呼ぶのが一般的です。化粧品にレチノールを配合する目的は、肌の細胞の働きを促しサイクルを整え、健やかな状態に保つため。肌のサイクルが乱れてしまうと、肌トラブルが起きる原因になります。美容成分としてドクターズコスメにレチノールを配合すると、健やかな肌づくりに役立つといえるでしょう。

レチノールが肌にもたらす働き

女性の肌のイメージ

ドクターズコスメに含まれるレチノールは、ビタミンAが体にもたらす働きと同様に肌にもさまざまな働きをもたらします。具体的に肌にどのような効果が期待できるのか、解説しましょう。

肌を滑らかに整える

肌は一定のサイクルで皮膚が生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。しかし、加齢や生活習慣、乾燥や紫外線などが原因となりターンオーバーが乱れてしまうと、肌トラブルが起きることも。その状態でドクターズコスメを使用してレチノールを肌に取り入れると、角質層のすみずみまで浸透し、肌を滑らかにする働きが期待できます。

明るい肌印象を目指せる

日常生活の中で紫外線を浴びる機会が多いと、肌にはメラニン色素が蓄積し、シミなど色素沈着の原因となります。さらに肌の生まれ変わりが妨げられると、色素沈着のもととなるメラニン色素が残ってしまうため、印象が暗くなりがちです。
そこで、レチノールを配合したドクターズコスメを使用すると、肌を滑らかにする働きが期待できます。暗く見えてしまう肌印象も少しずつ健やかに整えていくでしょう。

肌にハリをもたらす

年齢を重ねた肌はコラーゲンが減少し、ハリや弾力が失われてしまいます。レチノールが配合されたドクターズコスメは、このような年齢に応じたエイジングケアの悩みに役立つでしょう。成分が角質層のすみずみまで浸透し、肌の柔軟性を保ちながらハリや弾力をもたらします。

皮膚の水分と油分のバランスを補う

皮膚は水分や油分が不足すると、皮膚を乾燥させないために皮脂の分泌量が過剰になる場合があります。皮脂が過剰に分泌されると、肌のテカリや乾燥、ニキビといった肌トラブルにつながる可能性も。レチノールを導入することで、皮膚の水分と油分のバランスを正常に保つことに役立ちます。肌がうるおうと、乾燥が原因で生じる毛穴の悩みも軽くなるでしょう。

保湿力の向上

レチノールは成分が角質層のすみずみまで浸透し、肌の水分を保つ力を高めていくと考えられています。レチノール配合のドクターズコスメを用いることで、年齢を重ねて失われがちな肌に水分を補い、柔軟性のある肌に導いてくれるのです。

レチノール配合のドクターズコスメ使用時に起こり得る反応

肌にうるおいを与え健やかに保つ効果が期待できるレチノールですが、ビタミンAを配合した化粧品にはうれしい効果のほか、使用時に起こり得る肌の反応も想定されています。
レチノール配合のドクターズコスメを使用する際に想定される副反応は「レチノール反応」です。「レチノイド反応」「ビタミンA反応」とも呼ばれます。この反応は、肌に急激にビタミンAが加わったことでバリア機能が一時的に低下したことが原因で起こると考えられています。
ビタミンA(レチノール)を配合した化粧品を使用する際に起こり得る副反応について、以下で詳しく見ていきましょう。

かゆみ・赤み・皮むけの発生

レチノール反応の主な症状としては、肌の乾燥やかゆみが挙げられます。これらの症状が進行すると、赤みや皮むけが起こることも。ただし、これらの症状は想定される反応であるため、極度に心配する必要はありません。
また、レチノール配合のドクターズコスメを使用したおといって、すべての方に赤みや皮むけなどの反応が表れるわけではなく、軽い乾燥を感じるだけの方もいます。

レチノール反応が起きる期間

レチノール反応は、レチノール配合のドクターズコスメを初めてスキンケアに導入する方、敏感肌の方にとくに起こりやすい反応です。肌の状態や使用するドクターズコスメによって異なりますが、2~3日程度で反応が出るケースが多く見られます。
レチノールによる反応は次第におさまります。早い方で数日、通常は1~3週間ほどで鎮静へ向かい、長くかかる方でも6週間ほどで自然とおさまるでしょう。

レチノール配合のドクターズコスメを用いるときの注意点

紫外線対策アイテム

 レチノール配合のドクターズコスメの使用には、想定される副反応があります。そのほか、ドクターズコスメにレチノールが含まれている場合に注意したいポイントを挙げていきましょう。 

肌の保湿を徹底する

レチノールを肌に導入すると、うるおいや柔軟性に満ちた肌に導くとされています。一方で、肌の生まれ変わりが盛んになることから、乾燥しやすい状態でもあります。
ドクターズコスメにレチノールが配合されている場合、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分を含んだクリームを併用し、しっかりと保湿することが大切です。

紫外線対策を徹底する

レチノール配合の化粧品を使用すると、肌のバリア機能が一時的に低下します。紫外線によるダメージを受けやすい状態になります。とくに、レチノール反応が起きているときの肌は敏感です。日焼け止めの塗布や日傘、帽子の活用など、紫外線への対策を念入りに行いましょう
また、紫外線からの影響を考慮し、夜のみの使用を推奨するレチノール配合化粧品もあります。

長期間続けて使用する

レチノール配合のドクターズコスメを使用しても、期待する効果が即座に表れるわけではありません。肌に起こる変化を感じるようになるには数週間かかります。
副反応が起こり、使用を継続するか悩む方もいるかもしれません。しかし個人の判断で使用をやめないようにしましょう。

ただし、使用中の肌状態に不安がある場合は、クリニックや皮膚科などの医療機関への相談がおすすめです。 

ほかの美容成分との併用に注意する

ドクターズコスメにレチノールが含まれている場合、ほかの化粧品との相性にも注意が必要です。より高い美容効果を期待する方の中には、ビタミンCやハイドロキノン配合の化粧品を使用する方もいます。
しかし、使い方によってはレチノールの効果が弱まってしまう可能性や、肌に炎症が起きてしまうリスクがあります。どの成分も、とくに高濃度で配合されているものは医師の指導のもとで使用するようにしましょう。 

レチノール配合のドクターズコスメおすすめブランド

 レチノール配合のドクターズコスメを選ぶ際、ブランド一覧からどれを選ぶと良いか悩むこともあるでしょう。ここでは、レチノール配合のドクターズコスメからおすすめのブランドと製品を紹介します。 

ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)

ZO®SKIN HEALTH ゼオスキンヘルス

ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)は、アメリカの皮膚科医ゼイン・オバジにより創設された医療機関専売コスメブランドです。35年以上のスキンケア分野の研究から、スキンケア専門医の指導のもと効果的なケアプログラムを行う「Zo Skin Health Circle(ゼオスキンヘルスサークル) 」という新たな枠組みを生み出したオバジ氏。ゼオスキンヘルスは、オバジ医師の研究に基づき創設されました。 健やかで美しい肌を保つには、科学の力を利用すべきというのがゼオスキンヘルスの考え方。肌にもともと備わっている角質保持の体力改善を目的に、一人ひとりの肌に合わせて使用するアイテムをカスタマイズし、局所的なケアではなく真に美しい健やかな肌へと導きます。

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『ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)』は、アメリカの皮膚科医ゼイン・オバジ氏が長年の研究から生み出したスキンケアブランドです。レチノールを配合したドクターズコスメブランドの中でも、『ゼオスキンヘルス』は紫外線による肌の乾燥や老化に向けた、エイジングケアに役立つ化粧品ラインが特徴です。

レチノール配合の化粧品には「デイリーPD」や「RCクリーム」があります。「デイリーPD」は肌のキメを整え、明るい肌印象へ導きます。「RCクリーム」は、整肌成分であるセラミドやスクワランなどを配合。肌に柔軟性をもたらしてくれるドクターズコスメです。

ENVIRON®(エンビロン)

ENVIRON® エンビロン

エンビロンは、1987年に形成外科医であるドクターフェルナンデスにより研究・開発されたドクターズコスメです。 日本人の肌に合ったスキンケアはどのように生まれたのか? 当時、皮膚がんの研究をしていたドクターは、紫外線によるダメージから肌を守るためにビタミンA*¹が有用であることを発見しました。 その後、南アフリカ共和国で発売されて以来、エンビロンの愛用者は世界70か国以上に広まりました。 わが国日本では1991年に販売されて以降、日本人の肌に合ったスキンケアとして人気を集め、現在1800以上の国内サロンや専門機関で使用されるようになりました。 発売以来25年以上に渡って皆様から愛されているブランド「ENVIRON(エンビロン)」 医療現場で研究されドクターの経験が際立つスキンケアとして、発売以来25年以上に渡って皆様から愛されているブランドとして、 数多くのプロフェッショナルに愛されているスキンケア製品がエンビロンです。

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『ENVIRON®(エンビロン)』は、医師のフェルナンデス氏が研究と開発を進め誕生したブランドです。
『エンビロン®』の製品は、肌の状態に合わせてレチノール誘導体であるビタミンA(整肌成分)の濃度をステップアップさせていくシステムを導入しているのが特徴。ビタミンAを低濃度から高濃度まで段階を踏んで上げていきます。
ステップアップシステムを導入しているのは「モイスチャーシリーズ」と「C-クエンスシリーズ」です。

レチノール配合のドクターズコスメを購入するには

ご紹介した『ゼオスキンヘルス』『エンビロン®』のほか、レチノール配合のドクターズコスメは、医師の診察・カウンセリングを受けた後、購入が可能です。

ドクターズコスメ専門通販サイトのY SKIN LAB(ワイスキンラボ)では、メディカルコスメのランキングにも登場するような、有名ブランドの高濃度レチノール配合の化粧品を販売。肌に合うドクターズコスメの相談にも丁寧に応じます。

おわりに

ドクターズコスメの中でもビタミンAの一種であるレチノール配合の化粧品を使うと、肌を滑らかに保ちうるおいを与え、明るい肌印象へと導く効果が期待できます。
レチノール(ビタミンA)配合の化粧品はドラッグストアでも販売されています。しかし配合濃度が低いため、より肌悩みに合わせた化粧品を求めるなら、ドクターズコスメがおすすめです。一方で、高濃度のレチノール配合コスメは副反応が起こる可能性も想定されています。医師の指示のもと適切に使用しましょう。

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