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2025.06.02
レチノールで痛いと感じたら?A反応の仕組みや原因、対処法を徹底解説

レチノールの使用中に痛いと感じることがあるのはなぜでしょうか。これはA反応という、レチノールに肌が慣れていないときに起こりやすい副反応の可能性があります。その症状は痛みのほかに赤みや皮むけ、かゆみなど人それぞれです。今回はレチノールで痛いと感じる原因や、症状を軽減するための対処法を解説。A反応が起きているときにおすすめのスキンケアアイテムも紹介します。
レチノールとは?美容医療で注目される成分の基礎知識

※画像はイメージです
POINT
- レチノールはビタミンAの一種で、美容分野で注目の成分
- 痛いと感じるのは吸収しきれなかったビタミンAによる炎症反応
- A反応は肌が良い状態に向かう過程で起きるもの
■レチノールの効果とレチノイン酸との違い
レチノールはビタミンAの一種で、肌にハリやうるおいを与えるなどの効果が期待できることから、美容の分野で注目されている成分です。
レチノールと似た成分にレチノイン酸(トレチノイン)があります。こちらはビタミンA誘導体の一種ですが、レチノールとは構造が異なります。レチノイン酸は最大でレチノールの100倍とも言われるほど作用する力が強いため、使用するには医師の処方が必要です。
■レチノールが痛いと感じる原因は
レチノールを配合した化粧水やクリームなどを使うときに、痛いと感じることがあります。これはA反応と呼ばれる、レチノールの使い始めに起きることがある肌の炎症反応によるもの。ほかにもヒリヒリとした痛みや皮むけ、ブツブツやニキビの一時的な悪化などの症状があります。
レチノールなどのビタミンAを補給したとき、肌は受容体を介して吸収します。しかしビタミンAが不足している肌では、受容体がビタミンAを吸収しきれません。吸収しきれなかったビタミンAは細胞外にあふれ、炎症反応を起こしてしまうのです。
■A反応は肌にとって悪いことなのか
上記のような症状だけを見ると、理想の肌を目指してレチノールを使用しているのに、悪化していると感じるかもしれません。レチノールでヒリヒリしたら「自分には合っていないのでは?」と心配になることもあるでしょう。しかしA反応は誰にでも起こりうる一般的な副反応。レチノールが肌の生まれ変わりのサイクルに働きかけ、古い角質が剥がれ落ちたり、肌のバリア機能が一時的に低下したりすることから起きるものです。レチノールによる痛みなどのA反応がいつまで続くかは個人差があり、1~2ヶ月続くこともありますが、肌がレチノールに慣れてくると徐々におさまっていくでしょう。
レチノールで痛いと感じた時の対処法
POINT
- 初めてレチノールを使うときは低濃度の製品や刺激の少ない成分で
- 症状の軽減には使用量や使用頻度のコントロールが有効
- 肌にやさしいスキンケア用品で保湿や紫外線対策を
- 症状が続くときは皮膚科に相談して
■肌状態に合わせたレチノールの選び方
初めてレチノールを使うときは濃度が低く、肌への刺激が少ないものを選ぶと良いでしょう。また、配合されている成分がパルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノールの製品は、刺激が少なくA反応が起きにくい傾向です。肌悩みだけでなく、肌の状態やレチノール経験値に合わせて成分も選ぶことをおすすめします。
■適切な使用方法と頻度の調整
レチノールの効果を早く感じたいからと過剰に使用すると、肌に負担がかかりA反応が起きやすくなります。また目の周りは皮膚が薄いため、レチノールの刺激で目が痛いと感じることも。レチノールは製品ごとの適正量や、医師から指示された量を守り、目元などの刺激に弱い部分は避けて使用し始めるようにしましょう。
またレチノールの塗布後に肌が痛いときは、使用頻度を減らすことも症状の軽減に有効です。例えば週2~3回使用しているなら一時的に週1回に減らし、肌がレチノールに慣れてきたら使用頻度を上げていきましょう。
■A反応が起きたときのスキンケア
レチノールを使い始めると、肌は乾燥しやすく刺激に敏感な状態になるため、いつも以上に念入りに保湿や紫外線対策を行うことが大切です。
保湿
レチノール使用中は高い保湿効果のある化粧水を選びましょう。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸やヘパリン類似物質が配合されたものは保湿力が高い傾向です。またナイアシンアミドを併用するとA反応による皮むけの軽減が期待できます。化粧水と併せて、乳液や保湿クリームなどで油分も補うとより効果的です。
洗顔
高い洗浄力の洗顔料を使うと、必要な保湿成分まで流してしまう可能性もあるため、A反応が出ているときは洗浄力がやさしく肌への刺激に配慮された洗顔料を選ぶと良いでしょう。洗い流すときは熱いお湯ではなくぬるま湯にすることで肌のうるおいを保ちやすくなります。洗顔料を使った洗顔の回数を減らし、ぬるま湯のみで洗うことも有効です。
紫外線対策
レチノール使用時は紫外線による刺激を受けやすくなります。シミなど肌トラブルのリスクも高いので、紫外線対策を怠らないようにしましょう。日焼け止めは敏感肌向けのものや紫外線吸収剤を使用していないものを選ぶと肌への負担が少なくなります。また帽子や日傘を併用して肌を保護すると効果的です。
■症状がひどいときは皮膚科に相談を
レチノールによるA反応が出ても、一般的には使い続けることで肌が慣れていきます。しかしあまりにも痛い、血がにじむなど日常生活に支障があるときや、症状が落ち着く気配がないときは皮膚科に相談しましょう。肌トラブルの原因がほかにある可能性があります。
レチノールが痛いときにおすすめのスキンケアアイテム

※画像はイメージです
POINT
- 保湿力が高い「インナーモイストTAローション」
- 洗顔しながらうるおいを保てる「ハイドレーティングクレンザー」
- 肌にやさしい日焼け止め「UVミルク」
■ガウディスキン「インナーモイストTAローション(医薬部外品)」
GAUDISKIN®(ガウディスキン)の「インナーモイストTAローション」は、天然保湿因子のヒト型セラミドを配合した美白化粧水です。美白有効成分であり、A反応を抑制する効果も期待できるトラネキサム酸も配合しているため、レチノールやレチノイン酸使用時の保湿におすすめです。

ガウディスキン|インナーモイストTAローション(医薬部外品) ※ご購入前にカウンセリングが必要です。
美白有効成分「トラネキサム酸」配合!角質層のすみずみまで保湿する高浸透性化粧水
■ゼオスキンヘルス「ハイドレーティングクレンザー」
ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)の「ハイドレーティングクレンザー」は、洗顔料でありながら整肌成分のヒアルロン酸Naや保湿成分のグリセリンを配合するなど保湿力を重視した設計。肌のうるおいを保ちながら洗い上げることが可能です。

ゼオスキン|ハイドレーティングクレンザー ※ご購入前にカウンセリングが必要です。
【普通肌~乾燥肌向け】肌のうるおいを保ちながらしっとりと洗い上げるクリームタイプの洗顔料
■プラスリストア「UVミルク」
plus RESTORE®(プラスリストア)の「UVミルク」は紫外線吸収剤不使用で、ノンケミカルの日焼け止め。せっけんで落とせるので肌への負担を減らせます。また紫外線によるダメージなどから肌を守るフラーレンを配合し、しっとりした使い心地が特徴です。

UVミルク
肌が敏感な時期でも使える!しっとり滑らかな使い心地のノンケミカルな日焼け止め
■おわりに
レチノールによるヒリヒリした痛みや皮むけの原因や対処法を解説しました。A反応は一時的なもので、レチノールを塗り続けることで肌が徐々に慣れ、症状が改善していきます。A反応が出ているときは、濃度や頻度を調整したり、肌にやさしいスキンケアアイテムを使用したりすることが症状の軽減に効果的。レチノールと上手に付き合いながら、理想の肌を目指していきましょう。
