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2025.06.06
レチノールで顔がかゆい!原因と対処法に加え期待できる効果もチェック

レチノールの使用によって、顔がかゆいと感じる原因や対処法についてご紹介します。レチノールは、さまざまな肌悩みにアプローチできることから、注目を集めている成分です。医療機関専売品のスキンケア製品に含まれていることがあるものの、使い方に不安を感じている方もいるでしょう。よりフラットな気持ちでレチノールが使用できるよう、成分の概要やレチノイド反応などについて詳しくまとめました。
レチノールとは?期待できる効果もチェック

※写真はイメージです
まずはレチノールとはどのような成分なのか、期待できる効果と一緒に解説しましょう。
POINT
- レチノールはビタミンAの一種
- 乾燥小ジワや肌荒れなど幅広い悩みにアプローチする
- レチノールを使用する際は保湿や紫外線対策を行う
■レチノールとは
ドクターズコスメなどに配合されることもあるレチノールですが、これはビタミンAの1種です。油に溶けやすい性質があるビタミンAは、食事やサプリメントなどで摂取すると、体内で働くことができるよう活性型に変化します。活性型のビタミンAには3種類あり、このうちの1つがレチノールです。
ビタミンAは、体内で合成できない成分であるため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。代表的な食材としては、豚のレバーやうなぎ、卵黄やバターなど。肌に対してビタミンAでアプローチしたい場合には、レチノールなどを含むスキンケアアイテムを使用するのが一般的です。
■レチノールの肌への効果
ビタミンAの1種であるレチノールには、肌をなめらかに整え弾力をもたらす効果が期待できます。また、保湿作用によって肌にハリを与え、乾燥による小ジワを目立たなくするといった効果も。ほかにも、毛穴の黒ずみを抑えて毛穴が目立たない肌に導くなど、うれしい働きが望めます。
■レチノールを使用する際の注意点
レチノールが配合されたスキンケアアイテムを使用した場合、一時的に肌がデリケートな状態になり、顔がかゆい、乾燥するなどと感じることがあります。レチノールの使用でさまざまな刺激に対して敏感になりやすいため、保湿や紫外線対策に力を入れることが大切です。
医療機関専売品のレチノール配合アイテムには、医師の診察を受けなければ購入できないこともあります。専門家に肌状態をチェックしてもらい、個々にマッチした使用方法や塗布量を守って使うのが一般的です。
Y SKIN LABではさまざまなレチノール配合商品を取り扱っています。オンラインカウンセリングで肌にあった製品や使用方法のアドバイスも可能です。レチノールを上手に取り入れて健やかな肌を目指しましょう。

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レチノールによる肌のかゆみの原因

レチノールを使用する際の注意点として、肌が一時的にデリケートになる点が挙げられます。これは具体的にどのような症状なのかを解説していきましょう。
POINT
- 顔がかゆくなるなどのA反応が起こる場合がある
- ビタミンAが不足している肌にA反応が出やすい
- レチノール濃度が低いアイテムから使用開始する
■A反応(レチノイド反応)とは
レチノールを含んだスキンケアアイテムを使用すると、肌のバリア機能が低下し、一時的に肌がデリケートな状態になることがあります。症状としては、顔がかゆい、赤みが出る、乾燥しやすい、皮がむける、ヒリヒリするなどが代表的で、これをA反応、もしくはレチノイド反応などと呼びます。このほか、ブツブツが出たり、ニキビが増えたように感じたりすることもありますが、レチノールによるA反応は1~2週間ほどで徐々に落ち着いていくことがほとんどです。
■肌状態による反応の違い
A反応は、基本的にビタミンAが不足している肌に使用することで出やすいとされています。そのため、レチノールを初めて使う場合などには比較的A反応が出やすいでしょう。また、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方なども、A反応が表れやすい傾向にあるようです。
ただし、中にはA反応が出ない人もいます。A反応がいつ出るか、どのような症状が表れるかは個人差があるということを理解しておきましょう。
■使用方法や濃度による影響
レチノール配合のスキンケアアイテムは、個々にマッチした方法で使用することが大切です。肌に合うかどうか心配な場合は、まずパッチテストを行ってから使用開始する方法もあります。また、肌悩みに合わせて、レチノールと一緒に他の美容成分を併用することも有効。ただし成分によってはレチノールと相性が悪いものもあるため、医師の指示に従うことが大切です。
レチノールが配合された製品は、アイテムによってその濃度が異なります。一般的に、まずは、0.1%以下の低濃度の製品から使用を開始し、肌状態をチェックしながら徐々に濃度を上げていきます。A反応が強く表れた場合や、できるだけトラブルを避けたいといった場合には、医師から個々の考えに適した使用方法や製品を提案してもらうのがおすすめです。
また、レチノールによるA反応が気になるからといって使用をやめたほうがいいというわけではありません。レチノールは即効性が期待できる成分ではないため、長期的に使い続けることが今後の肌悩みの予防につながります。
レチノールで顔がかゆくなった時の対処法
※写真はイメージです
レチノールを含んだスキンケアアイテムの使用により、顔がかゆいといったA反応が表れた際の対処法を詳しくご紹介しましょう。
POINT
- 少量を週に2~3回の頻度で使用開始する
- 乾燥予防とバリア機能サポートのため保湿を行う
- リケートな肌を守るために紫外線対策を徹底する
■使用量と頻度の調整
レチノール入りのスキンケアアイテムは、使用量と使用頻度にも注意が必要です。使い始めたばかりの頃は、少量から使用を開始しましょう。また、毎日ではなく、週に2~3回程度の頻度で使用し始めるのがポイント。徐々に肌がなれてきたら、使用量や頻度を増やします。
ただし、使用量や使用頻度は医師に相談したうえで調整することが重要。間違った使用量や頻度でレチノールのスキンケアアイテムを使用すると、効果が感じられない、肌荒れがひどくなるといったトラブルが発生する可能性があります。個々で判断せず、専門家の判断を仰ぎましょう。
■保湿ケアをしっかり行う
レチノールを顔に塗布すると、乾燥しやすさを感じることがあります。また肌の乾燥が強い状態で使用すると、A反応が強く表れる可能性もあるため要注意です。そのため、保湿ケアに力を入れましょう。保湿は、低下した肌のバリア機能をサポートする働きも期待でき、顔がかゆいときにもぴったりな対策です。
日々のスキンケアで保湿を入念に行うことはもちろん、日中にメイクをしている際などにミスト化粧水を活用するのもおすすめです。使用中のレチノール配合製品と相性の良い保湿アイテムを、医師に相談して選んでみてください。
■日中のUV対策を徹底
レチノールには、紫外線によって分解されやすくなる特性があります。また、レチノールを使用すると肌がデリケートになり、紫外線の影響を受けやすくなることも。そのため、紫外線対策も徹底しましょう。日焼け止めを塗るのはもちろん、日傘や帽子などで紫外線から肌を守ることが大切です。
■おわりに
レチノールで顔がかゆいと感じるのは、A反応が原因として考えられます。A反応が表れると使用をためらいがちですが、理想の肌に近づいているサインでもあります。1~2週間で徐々に落ち着く傾向にあるため、肌の状態を確認しながら継続して使用してみましょう。ただし、あまりにも症状が強いなど異常を感じた場合や、A反応がなかなか治らない、使用に関して不安があるといった場合などには、美容クリニックなどを受診し相談することをおすすめします。専門家の指示に従いながら個々にマッチした使い方をマスターし、理想の肌を手に入れましょう。
