友だち追加はこちらをタップ♪
2025.06.05
レチノールでニキビが悪化することはある?A反応の理解と正しい使用法

レチノールでニキビが悪化してしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか?この記事では、レチノールの正しい使用方法やA反応による症状、ニキビができたときの対処法などについてまとめました。“レチノールでニキビできた”“かえってニキビが増えた”そんなお悩みにお答えします。レチノールで健やかな肌を目指したい方は必見!ぜひ今日からのスキンケアにお役立てください。
レチノールとニキビの関係性

さまざまな化粧品に配合されているレチノール。肌をなめらかに整える効果が期待できることから、美容に関心がある方の間で注目を集めています。しかし、レチノールの働きや特徴についてよく知らないという方もいるかもしれません。そのためまずは、レチノールとは一体どんな成分で、なぜニキビケアに向いているのかを確認しておきましょう。
POINT
- レチノールは、肌をなめらかに整えてハリをもたらす
- 皮脂バランスが整うことでニキビが発生しにくい肌へ
■レチノールの特徴と期待できる効果
そもそもレチノールはビタミンAの一種。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素で、抵抗力を高めたり酸化を抑えたりする作用を持ちます。ビタミンAは体内でレチノール、レチナール、トレチノイン(レチノイン酸)という活性型と呼ばれる形に変容するのが特徴。そうすることで、健やかな肌を作る土台となる部分に働きかけるのです。
レチノールは化粧品や医薬部外品への配合が認められており、肌への作用を期待する場合はスキンケアから取り入れることができます。レチノールには肌をなめらかに整えたり、ハリをもたらしたりする効果が期待できるため、ふっくらとした健やかな肌を維持するなら、積極的に取り入れたい成分の1つです。
■レチノールがニキビケアに向いている理由
ニキビは毛穴のつまりや皮脂分泌の増加、アクネ菌の増殖などが原因で発生するといわれています。レチノールがニキビケアに向いているとされるのは、レチノールによって肌の生まれ変わりのサイクルに変化が生じ、古くなった角質が排出されやすくなるため。また、レチノールには皮脂の分泌によるべたつきをコントロールする役割もあるため、毛穴のつまりや黒ずみの予防が見込めます。このような作用により、肌荒れを予防したり、ニキビ痕を目立ちにくくしたりといった効果が期待できるのです。
とくに医薬品のトレチノインはニキビ治療に用いられるケースも多いため、悩みがある方は医療機関に相談してみると良いでしょう。
レチノール使用時にニキビが悪化することはある?
レチノールはニキビケアに向いている成分ですが、使用する際にはいくつかの注意すべきポイントがあります。
POINT
- レチノールの使用によって起こるA反応に注意
- A反応によってニキビが悪化したと感じるケースも
- A反応のピークはレチノール使い始めの2週間
■A反応とは
A反応とは、レチノールを肌に塗布した際に起こる現象のこと。レチノイド反応やビタミンA反応と呼ばれることもあります。主な症状は、皮むけや赤み、乾燥、ヒリヒリ感、小さなブツブツなどです。ビタミンAが不足している肌は、細胞がビタミンAを受け取りにくい状態です。このとき大量のレチノールを使用すると、肌はビタミンAに過剰に反応。結果、A反応と呼ばれる症状が表れることがあります。しかし個人差が大きく、症状が表れない人もいます。
症状だけに目を向けると悪い反応のように思えるかもしれませんが、A反応は肌がビタミンAに適応するための好転反応のようなもの。決して悪い状態ではなく、良い方向へと向かう兆しであり、レチノールを続けることで症状が出にくくなると考えられています。A反応によりニキビが悪化して見えることもありますが、自己判断でレチノールの使用をやめず、医師の判断を仰ぎながら継続して使用するのも美肌に近づくためには大切です。
■レチノールによるA反応とニキビ悪化の関係性
レチノールを使ったら白ニキビができた、白ニキビが増えたと感じる方もいるようですが、これは肌の状態が悪化しているわけではありません。レチノールの使用で肌の生まれ変わりサイクルに変化が生じた結果、肌内部にもともとあったニキビが表面に出てきてしまうことでそのように見えているだけです。
ニキビケア目的でレチノールを使用していた方からすればびっくりするかもしれませんが、A反応は一時的な症状。肌がビタミンAに適応すると徐々に落ち着くため、過度に心配する必要はありません。
■A反応の持続期間と経過
A反応が起きる期間には個人差がありますが、早い方ではレチノールを使用した翌日から、遅い方でも1週間以内に何らかの症状が表れるとされています。とくに使い始めの2週間は症状が強く出やすい時期で、皮むけや赤みなどが見られる場合があります。一般的には1~4週間程でA反応は和らぐでしょう。
ただし、ニキビやその他の症状が長引く場合には注意が必要。他の原因が肌荒れに関係している可能性もあるため、早めに皮膚科などの専門医を受診することをおすすめします。
レチノール使用時のニキビ悪化への対処法
※画像はイメージです
レチノール使用時に、ニキビが悪化したと感じたときの対処法についてお伝えします。
POINT
- 使用量と頻度を調整して様子を見る
- 化粧品や薬でニキビをケアする
- ニキビに触るのはNG!スキンケアの際も手は清潔に
- 症状がひどい場合は医療機関への受診が基本
■使用量と頻度の調整
A反応によってニキビが悪化しているときは、レチノールの使用量や頻度を見直すことをおすすめします。使用量を減らしたり使用頻度を落としたりすれば、肌への負担も軽減。症状が和らぐ可能性があるためです。ただし、使用量や頻度を自己判断で調整するのはNG。肌に余計な刺激を与えないためにも、必ず医師に相談してから使用方法を見直すようにしてください。
■ニキビケアできる化粧品や薬を使用する
レチノールの使用中にニキビやニキビ痕が悪化した場合は、ニキビケアに有用な化粧品や薬を使うのも手段の1つです。ニキビの予防につながる洗顔料やクリームなどの化粧品・薬用化粧品はドラッグストアなどで販売されているため、手軽に取り入れられるのも魅力です。
また薬で症状に適した対策を行えば、今出ているニキビを抑えられる可能性があります。ただし、レチノールとニキビ治療の薬を併用する場合は、医療機関にご相談を。誤った薬を使えば、かえってニキビが悪化する原因にもなりかねません。自己判断するのではなく、専門医に適切な成分と治療法を選択してもらうようにしましょう。

レカルカ|ホワイトニング&アクネUVパウダー(WHITENING & ACNE UV POWDER)【医薬部外品】
美白・ニキビ・UVケアが同時に叶う!透明感のある上質なスムース肌に導く高機能UVパウダー

TAホワイトセラムMD(医薬部外品)
人気アイテム『TAホワイトクリームMD』に続き、美容液タイプが登場。
■ニキビを触らないようにする
ニキビができると気になるかもしれませんが、不必要に指で触ったり潰したりするのはNG。手についている菌や汚れがニキビに付着し、炎症がさらに悪化してしまう恐れがあります。極力触らないようにすることが大前提ですが、スキンケアなどの際には必ず手を清潔にしてから肌に触れることを心がけましょう。
■症状がひどい場合は皮膚科に相談する
ニキビが長期的に増え続ける、血がにじむなどの重篤な症状が見られる場合は、早めに皮膚科医への相談をご検討ください。A反応ではなく他の原因が肌荒れに関係している可能性があり、レチノールを続けることでさらなる悪化を引き起こしてしまうかもしれません。とくに使用をやめても症状が治まらない場合は要注意。肌トラブルの原因を明確にするためにも、医療機関への受診をおすすめします。
■おわりに
レチノールで“白ニキビできる”“ニキビが増える”とお悩みの方に、役立つ情報をお届けしました。レチノールの使用中にニキビが悪化したように感じることがあっても、それはもともと内部に隠れていたニキビが出てきただけの可能性があります。一般的にはレチノールを継続することでA反応は和らぐとされていますが、不安な場合は自己判断で解決するのではなく医療機関へご相談を。医師による適切な診断、処方のもとで正しいスキンケアを取り入れることが大切です。
Y SKIN LABにはさまざまなレチノール製品の取り扱いがあります。オンラインカウンセリングも行っていますので、ぜひご活用ください。
