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2025.08.22
【スキンブライセラム0.25】レチノールによるA反応とは?目の周りへ使用する際の注意点や予防法も

レチノール製品を使った際に起こるA反応と、目の周りに使用するときの注意点などを解説します。目元の皮膚は他箇所の皮膚と異なる点が多いので、スキンケアするときには気をつけたいゾーンです。レチノール製品を使ったことで起こる肌の反応、肌荒れに対する対処法や予防法を詳しく説明するので、しっかりと理解して適切にレチノール製品が使えるようこちらの記事をお役立てください。
レチノールとA反応の基礎知識

POINT
- レチノールはビタミンA誘導体
- A反応はかゆみや皮剥けなどの生理反応のこと
- ビタミンA不足の肌はA反応を起こしやすい
■レチノールとは?その効果と特徴
レチノールは、ビタミンA誘導体の一つです。レチノールにはおおよそ2,000種類以上の誘導体※があり、その誘導体をまとめてレチノイドと呼びます。(※母体の構造・性質がほぼ変わらない程度改変された化合物)
日本で認可を受けているレチノイドは、“レチノール”、“酢酸レチノール”、“パルミチン酸レチノール”の3つ。この中で、厚生労働省によって医薬部外品と認められたのがレチノールです。ビタミンA誘導体でできているレチノールは、脂溶性の抗酸化ビタミンで、皮膚や粘膜を健やかな状態でキープしたり、抵抗力を強くしたりする効果が期待できます。
■ A反応(レチノイド反応)の定義と症状
レチノールを配合した製品を使うと、「A反応」や「レチノール反応」などと呼ばれる下記のような症状が現れることがあります。
- 肌のかゆみ
- 皮剥け
- 肌がヒリヒリする
- 肌の乾燥
- ニキビのようなブツブツ
これらはアレルギー反応ではありません。レチノール製品を塗り続けると肌のターンオーバーのサイクルに変化が生じますが、それに起因する生理反応です。レチノール製品を使い続けると不足していたビタミンAが肌に貯蓄され、症状は徐々に治まることがほとんどです。
■A反応が起こるメカニズム
レチノール製品を使用した際に起こるA反応は、普段ビタミンAが足りていない肌に、レチノール製品の使用によってビタミンAが急激に補充されることで発生します。ビタミンAの受け皿がない肌に取り込まれたビタミンAは、受け皿に入りきらずあふれてしまい、肌が過剰反応を起こすのです。また、肌が乾燥しているときや刺激を受けやすい状態のときも、A反応を起こしやすいと言われています。
「レチノール製品による乾燥などのA反応はいつまで続くの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、一般的におおよそ3~6週間ほどで落ち着きます。
目の周りにレチノールを使用する際の注意点
POINT
- 目の周りの皮膚は薄くてデリケート
- 目元にレチノール製品を使用するには注意が必要
- 目の回りに塗布するレチノール製品は、肌に合うものをセレクト
■目の周りの皮膚の特徴
目の周りの皮膚は、頬の皮膚と比べると、3分の1~2分の1程度の厚みでデリケートな部位です。生きるうえで頻繁に動かす部分であることから、目の周りは疲れが出やすく、加齢の影響も受けやすいとされています。目の周りの皮膚にはコラーゲンを含む線維が張り巡らされていますが、加齢とともにコラーゲン量が減少し、たるみやしわなどが現れるのです。
■レチノール使用による目の周りのA反応リスク
目元はデリケートなため、レチノール製品を使用する際は注意が必要です。肌が敏感なときはA反応が強く出てしまう可能性もあるため、目の周りには使用を控えるか、パッチテストで確認すると安心でしょう。
目元用のレチノール製品は目の周りに使用するためのものですが、最初からたくさん塗布するのではなく、少しずつ使用することでA反応のリスクを回避できます。また、目の周り以外の肌でパッチテストを行って、異常がなければ目元に使ってみるというやり方もおすすめです。
■目元ケアのためのレチノール製品の選び方
レチノールによるA反応を避けながら目の周りをスキンケアするには、目元に使えると謳っている製品を選びましょう。そして、レチノール製品選びに重要なのが、肌に合ったものをセレクトすること。うるおいが欲しい乾燥肌の方は保湿効果の高いもの、加齢による肌悩みをケアしたいならレチノールを主要成分として配合したもの、敏感肌の場合は刺激の少ないアイテムを、それぞれ選ぶのがおすすめです。
例えば、ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)の「スキンブライセラム0.25」は、レチノール製品を初めて使う方にもおすすめ。少量の塗布からスタートする、もしくは目元以外の皮膚でパッチテストを行うなどして、慎重に使用すると安心です。

ゼオスキン|スキンブライセラム0.25※ご購入前にカウンセリングが必要です。
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目の周りへのA反応への対処法と予防策

POINT
- A反応が起きたら、アイテムを切り替え、洗顔回数を減らそう
- 保湿ケアと紫外線対策を行いながら、低濃度から始めることが肝
■ レチノールを使用してA反応が起きた場合の対処法
レチノール製品を使用して、肌に赤みやかゆみ、ヒリヒリするなどのA反応が出たときはどう対処したらいいのでしょうか。ここでは、すぐに実践できる対処法をご紹介します。
レチノールの濃度が低いアイテムへ切り替える
レチノールの濃度が高いほど、A反応が起きやすい傾向にあります。A反応が起きたときに使用していた製品に含まれるレチノール濃度よりも低い濃度の製品へ切り替えると、症状が落ち着く場合があります。
洗顔の回数を少なくする
肌になるべく刺激を与えないよう、洗顔は肌に優しい温度のぬるま湯で行い、洗顔料を使った洗顔は1日1回のみにしましょう。水分を拭き取るときも、肌をこすらないよう注意し、優しく押さえるようにして水分をタオルに吸収させてください。
酸化防止効果がある製品へ切り替える
使用したレチノールが酸化していると、さらに肌へ刺激を与えかねません。A反応を起こして肌がデリケートになった場合は、酸化防止対策がとられたレチノール製品を使うようにしてください。
応急処置を施してもレチノール反応が治らない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
■目の周りのA反応が起こりにくくするための予防法
レチノールによる目の周りのA反応を和らげるために、使い方を工夫するなど予防法を知っておくと安心です。下記の予防法は目の周りに限らず、レチノールを塗布した肌に共通して行いたい予防法ですが、目元はとくにデリケートなので、しっかりと予防法を知ったうえでレチノール製品の使用を始めましょう。
低濃度の製品から始める
0.1%以下など、低濃度のレチノール配合の製品から使い始めることで、肌に補われるビタミンAの量を少量に抑えられます。肌の状態を見ながら濃度を高くしていくのがおすすめです。
しっかり保湿する
肌の油分や水分が不十分だと、乾燥を促して皮剥けが起きたり、肌が荒れたりするため、保湿力の高い製品をプラスして使用するのもいいでしょう。
紫外線対策を怠らない
レチノール製品を使用してバリア機能が低下している肌は紫外線に反応しやすい傾向にあります。レチノール製品を使用している期間は、室内でも紫外線対策を行って肌をきちんと守りましょう。
■おわりに
目元にレチノール製品を使用した際に起こるA反応について解説しました。目の周りの皮膚は、ほかの場所よりも薄くてデリケートなため、レチノールを用いたスキンケアを行う際は注意が必要です。こちらの記事を参考に、A反応を理解して、対処法や予防法を知ったうえで安全にレチノール製品を使いましょう。
Y SKIN LABでも、あらゆる濃度のレチノール製品を取り扱っています。A反応に配慮しながら目の周りにレチノール製品を使ってみたい方には、カウンセリングで適した製品をご案内することも可能です。ぜひご覧ください。
