2023.12.25

皮膚科でしか買えない化粧品とは? ほかのコスメとの違いとおすすめブランド3選

化粧品は、ドラッグストアや百貨店など、さまざまなお店で販売されている身近な商品です。数ある化粧品の中でも、皮膚科でしか購入できない商品もあります。なぜ皮膚科でしか買えないのか、その理由を明確に把握している方は少ないかもしれません。そこで今回は、皮膚科でしか購入できない化粧品がどのようなアイテムなのか、他の化粧品との違いを交えて解説します。

皮膚科でしか買えない化粧品って? 

女性の肌のイメージ

では早速、皮膚科でしか買えない化粧品がどのような商品なのかを解説していきましょう。 

医療機関の受診が必要

皮膚科でしか買えない化粧品は、ニキビやアトピー性皮膚炎など、なんらかの皮膚疾患がある場合に、治療目的で処方される商品です。つまり、医師の診察を受け、処方せんを出してもらうことにより手に入れられます。メディカルコスメ医療機関専売品と呼ばれることもあり、ドラッグストアや百貨店などでは購入できません。皮膚科でしか買えない化粧品は、直接皮膚科に行って診察して購入する方法のほかに、オンライン診療によってメディカルコスメの処方が可能な場合もあります。 

美容目的は保険が適用されない

皮膚科で処方される化粧品は、皮膚疾患を治療するために処方され、基本的に保険が適用されます。しかし、シワやシミを改善したい、ハリやツヤをアップさせたい、ニキビ痕を目立たなくさせたいなど、美容目的でメディカルコスメを購入する場合は、自由診療にあたり、保険適用外です。皮膚科にて保険適用によって処方されるのは薬であることがほとんど。メディカルコスメは一般的に美容目的で使用されることが多く、保険適用外になるケースがほとんどです。 

皮膚科でしか買えない化粧品に期待できる効果

皮膚科でしか買えない化粧品は、医師が診断してから肌に適した商品を提案することを前提としています。また、一般的な化粧品よりも成分が高い濃度で配合されているものが多い傾向です。そのため、個々が抱える肌悩みへのより効果的なアプローチがしやすい特徴があります。
診察・カウンセリングを受けた後に購入できることから、一見すると医薬品のような印象もありますが、あくまで分類上は化粧品です。劇的な症状改善の効果が見込まれるものではないことを覚えておきましょう。 

ほかの化粧品との違いは? 

化粧品のサンプル画像

皮膚科でしか買えない化粧品は、医師の診察を受けることで購入できる商品です。ドラッグストアや百貨店などで、個人の判断で購入できる化粧品や医薬部外品との違いは、どのような点なのでしょうか。ここでは、一般的な化粧品の概要を交えて、それぞれの違いを解説します。また、メディカルコスメや医療機関専売化粧品と混同されがちな、ドクターズコスメとの違いについても詳しくまとめました。  

化粧品

化粧品とは、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌ぼうを変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。」と定義されています(引用:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 第二条第三号)。
皮膚科でしか買えないメディカルコスメなどとは違って、医師の診断は必要なく、個々の判断によりドラッグストアや百貨店などで購入可能です。
化粧品は「ニキビを治療する」「皮膚を殺菌する」などの、効果効能を謳うことは認められていないため、パッケージなどで表現してはいけない決まりがあるのも大きな特徴の1つといえます。 

医薬部外品

医薬部外品は、薬用化粧品とも呼ばれ、医薬品と化粧品の中間にあたるコスメです。「あせも・ただれの防止」「ニキビ予防」といった、人の体に対する作用が緩やかなものをいいます。一般的な化粧品と区別するため、パッケージなどに「医薬部外品」または「薬用化粧品」と記載されている点も特徴です。
化粧品同様に医師の診断は必要なく、身近にあるドラッグストアなどでも購入可能です。「薬用シャンプー」や「薬用ハンドクリーム」などのスキンケア商品も医薬部外品に該当します。 

ドクターズコスメ

明確な定義はありませんが、ドクターズコスメは、医師や皮膚生理学研究者などが監修し開発された化粧品のことを指す場合が多いです。機能性化粧品や敏感肌化粧品などと呼ばれることもありますが、分類上は化粧品に該当するコスメです。医療機関ではないところで購入できる商品もあります。 

皮膚科でしか買えない化粧品を購入する際の注意点 

化粧品を使うイメージ

皮膚科でしか取り扱いのない化粧品は、必ず医療機関の受診が必要です。自分自身の肌トラブルをしっかりと伝え、医師に相談しましょう。
また、一般的な化粧品や医薬部外品などに比べて、成分が高濃度で配合されているメディカルコスメは、使用方法もしっかり理解しておく必要があります。そのため、使用方法もきちんと聞いておきましょう。化粧品によっては、使用することで皮むけが起こるなど、ダウンタイムが発生する場合もあります。使用上の注意点なども聞いておくのがおすすめです。商品によっては、偽物が出回り、ネット通販などを通じて医師の診断なしで購入できるケースもあるようです。
のちのトラブルを防止するためにも、個人の判断でメディカルコスメを購入しないようにしましょう。

おすすめのメディカルコスメブランド3選

ひとくちにメディカルコスメといっても、多くのブランドがあります。そこでここでは、おすすめのメディカルコスメブランドを3つピックアップしてご紹介しましょう。 

ZO®SKIN HEALTH

https://yskinlab.net/products/zoskin-daily-pd

『ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)』は、35年以上の研究から誕生した、結果にこだわったメディカルコスメシリーズです。洗顔料や美容液、クリームなどの商品を展開し、各種複数アイテムをラインナップ。そのときの肌状態にマッチしたプログラムをカスタマイズできます。
シリーズの中には、透明感ケアやエイジングケアなど、健やかな肌に導いてくれるアイテムシリーズや、デイリーケアに必要不可欠ともいえる日焼け止めなども展開しています。健やかな肌とはどのような状態なのかを把握したうえで、商品開発に取り組んでいるブランドです。

 Lekarka 

https://yskinlab.net/products/lekarka-lactpep-lotion

 『Lekarka(レカルカ)』は、常に新しい情報にアンテナを張り、結果に貪欲にこだわった商品を開発、展開しているブランドです。前身であったエステサロン運営の経験から「お客さまの信頼を裏切らない」という想いをもとに、進化し続けています。保湿成分として幹細胞培養液を原液のまま使用したり、配合成分の黄金比を見出したりと、徹底的に成分にこだわったアイテムを展開しています。『レカルカ』の商品は、肌状態を健やかに整える、その結果心も前向きになれる、さらに美意識向上にもつながるという3本軸を掲げているブランドです。美容液や保湿クリームなどのスキンケアアイテムだけでなく、ファンデーションなどのメイクアップアイテム、シャンプーやトリートメントといったヘアケアアイテムなど、幅広い商品を取り揃えています。

M-Dear

https://yskinlab.net/products/m-dear-hoip-wash

『M-Dear(エムディア)』は、EGF(上皮細胞増殖因子)に着目して商品を開発、展開しているブランドです。また、美容クリニックでの治療と併せて使用し、肌悩みにアプローチする商品をメインで取り扱っています。患者のニーズにより的確に応えられるよう、肌の専門家による意見をもとに研究と試作を繰り返し、進化し続けています。
同ブランドの商品は、香料やパラベン、エタノールや紫外線吸収材、着色料などを使用していない、刺激に配慮した設計も特徴の1つです。そのため、紫外線や乾燥、摩擦といった刺激から肌を守り、レーザーなどの美容治療後にも使用できます。メイク落としから美容液まで、ライン使いできる商品ラインナップです。他にも、唇用美容液や日焼け止め、ファンデーションといった商品も販売しています。 

 医師に相談して購入を

皮膚科でしか買えない化粧品を手に入れるには、医療機関の受診が必要です。こういったコスメをメディカルコスメと呼びますが、そのほとんどは美容目的で使用されることが多い傾向にあります。治療ではない場合は、保険適用外のため全額自己負担です。より健やかな肌をサポートしてくれるメディカルコスメは、医師としっかり相談して購入しましょう。y-doctorscosmeticsオンラインショップでは、クリニック受診後、ネットでメディカルコスメを購入できる便利なサービスを展開しています。メディカルコスメと、化粧品や医薬部外品、ドクターズコスメとの違いを理解して、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。

 

 

 

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