2024.09.06

ゼオスキンのセラピューティックを徹底解説!治療中の経過や終了後の肌の変化は?

ゼオスキンヘルスのセラピューティックは、ドクターズコスメを使って集中的に行う肌質改善プログラム。シミやシワ、ニキビなどの肌悩みに総合的にアプローチできることから、美容に興味がある方の間で注目を集めている治療法です。こちらの記事では、ゼオスキンヘルスのセラピューティックの進め方や期待できる効果について詳しく解説します。治療後の肌の変化についても触れるので、治療を検討中の方はぜひお役立てください。

ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)のセラピューティックとは

ゼオスキンヘルスとは、世界的に有名な美容皮膚専門家のゼイン・オバジ氏が創設した、医療機関のみで取り扱えるスキンケアブランドです。長年の研究において、ゼイン・オバジ氏は健やかな肌を維持するための成分として「ビタミンA」の働きに着目。幅広い商品群の中から年齢や人種、肌質などに適したビタミンAを組み合わせることで、健やかな肌へと導くソリューションを提案しています。
セラピューティックプログラムは、ゼオスキンヘルスの中でもとくに結果を重視したスキンコンディショニング治療です。肌に対しアクティブなアプローチを行うため、短期間で肌の状態を整える効果が期待できます。

■ゼオスキンヘルスセラピューティックの特徴

ゼオスキンヘルスのセラピューティックは、医薬品で医師が処方するトレチノインと、ミラミンやミラミックスなどハイドロキノンが配合された製品を使用します。強い作用で肌悩みにアプローチできる一方で、皮むけや赤みといった副反応を伴うことも。安全性を考慮するために、必ず医師の指導のもとで治療を始める必要があります。
また、セラピューティックプログラムは、12~18週間というあらかじめ決められた期間で肌質改善を目指す治療です。そのため「1ヶ月だけ行う」「ずっと続ける」といったイレギュラーな方法は基本的には認められていません。

■ゼオスキンヘルスセラピューティックで期待できる効果

ハイドロキノンは、シミを引き起こすメラニン色素の合成を阻害したり生成を抑制したりする作用を持ちます。一方、トレチノインはビタミンA誘導体の一種。古い角質を排出する他、コラーゲン生成に関与する細胞に直接働きかけ肌にハリを与える効果が期待できます。
ただし、注意しておきたいのは、セラピューティックプログラムはあくまでも肌の調子を整える治療ということ。根本から肌悩みを解消するものではありません。そのため、治療後にシミが完全には消えない・ニキビ痕が残る可能性があることについても理解しておきましょう。

■ゼオスキンヘルスセラピューティックにおける4つのステップ

ゼオスキンヘルスのセラピューティックは「反応期」「耐久期」「完成期」「移行期・維持期」の4つの期間で構成されています。

反応期

セラピューティックプログラムの開始後、4~6週間目を反応期と呼びます。反応期は、トレチノインによる副反応が強く現れる時期。個人差はあるものの、一般的には赤みや皮むけ、かゆみといった症状が見られます。このような副反応が起こるのは、肌のターンオーバーやコラーゲンの産生が促進されるため。つまり、反応期は肌の生まれ変わりに向けた準備段階ともいえます。

耐久期

耐久期は、セラピューティックプログラムの反応期後の4~6週間にあたります。耐久期は、肌にトレチノインの耐性ができてくる時期です。反応期に見られていた症状が次第に落ち着き、人によっては肌の変化が現れることもあるでしょう。

完成期

セラピューティックプログラムの最後の4~6週間が完成期。ふっくらとしたハリやみずみずしさなど、多くの方が肌の変化を実感できる時期です。

移行期、維持期

ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムが終わったら、移行期・維持期に入ります。移行期は、ハイドロキノンとトレチノインの量を徐々に減らし、フェードアウトしていく(テーパリング)時期。維持期では、セラピューティックプログラムよりもマイルドな作用を持つアイテムをスキンケアに取り入れ、肌の状態をキープすることを目指します。

ゼオスキンヘルスセラピューティックの移行期・維持期の詳しいやり方と使用するアイテム

ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムで得られた効果を長持ちさせるには、移行期・維持期で正しいスキンケアを取り入れることが大切です。ここでは、移行期・維持期の進め方と使用するアイテムについて詳しく説明します。 

■ゼオスキンヘルスセラピューティックの3ヶ月が終了したら移行期へ

ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムが完了期まで終了したら、移行期に入ります。移行期の目安は、1ヶ月半~2ヶ月程度。この期間内に、ハイドロキノンが配合されているミラミンやミラミックスとトレチノインを徐々に減量していきます。具体的には、最初の数週間は2日に1回の使用、次の数週間は3日に1回の使用、そしてまた次の数週間は6~7日に1回の使用に減らす、という具合です。
というのも、ハイドロキノンとトレチノインは長期間の使用が認められていません。長期使用によって肌に耐性ができ、効果が得られなくなることがあるためです。ハイドロキノンとトレチノインの使用期間の目安は5ヶ月以内。万一余っていたとしても、維持期以降で使うのは控えてください。

■セラピューティックの移行期・維持期で使用するアイテム

移行期でセラピューティックプログラムのアイテムを使わない日は、ゼオスキンヘルスのレチノール(整肌成分)配合製品などを取り入れます。ここでは「基本ケア」「保湿ケア」「エイジングケア*」のそれぞれで適したアイテムをご紹介しましょう。
*年齢に即したケア

基本ケア:「デイリーPD」「RCクリーム」

https://yskinlab.net/products/zoskin-health-daily-pd


 

「デイリーPD」や「RCクリーム」は、移行期・維持期の基本ケアに適した美容クリーム。「デイリーPD」は乾燥などの外的ストレスから皮膚を保護し、ハリやツヤのある素肌を目指します。一方で「RCクリーム」は、うるおいを与えて肌のバリア機能をサポート。濃厚なテクスチャーで肌の乾燥を防ぎます。

 

保湿ケア:「ブライタライブ」「シーセラム」

https://yskinlab.net/products/zoskin-health-brightalive

https://yskinlab.net/products/zoskin-health-c-serum

 「ブライタライブ」や「シーセラム」は、ミラミンやミラミックスの代用として使うアイテム。「ブライタライブ」はキメを整えうるおいのある肌へと導きます。「シーセラム」は、パウダー状にしたビタミンC*を配合。肌にさらりとなじみ、肌のハリや弾力を高めます。
*アスコルビン酸(整肌成分)

エイジングケア*:「スキンブライセラム0.5」「Wテクスチャーリペア」

https://yskinlab.net/products/zoskin-health-retinol-skin-brightener0-5

https://yskinlab.net/products/zoskin-health-texturerepair

 

 肌悩みによっては「スキンブライセラム0.5」や「Wテクスチャーリペア」などのレチノール製品を選ぶのも良いでしょう。「スキンブライセラム0.5」は、オレオソーム化によりレチノールが角質層まで安定して届くため、透明感のある滑らかな肌を目指せます。一方で「Wテクスチャーリペア」は、マイクロエマルジョン化されたレチノールを配合。高濃度のレチノールが肌にすばやく浸透し、キメ細かなハリのある肌へと導きます。

*年齢に即したケア

ゼオスキンヘルスのセラピューティックを終了したら元に戻る?1年後の肌の変化は……

セラピューティックプログラムを終了すると、肌が元に戻るという噂は本当なのでしょうか。

■何もしなければ1年後に元の肌に戻ることも

結論からお伝えすると、治療が終わってもすぐに肌の状態が元に戻るわけではありません。しかし、生きている以上、肌の老化を完全に防ぐことは不可能です。セラピューティックプログラムの終了後にスキンケアを怠れば、1年後には元の肌に戻る可能性もあります。

■健やかな肌質を維持するにはメンテナンスプログラムの活用を

治療後の肌をできるだけ長く維持するには、日々のメンテナンスが大切です。ゼオスキンヘルスのメンテナンスプログラムは、セラピューティック後の維持期に適したスキンケア。ハイドロキノンやトレチノインではなく、レチノールを使って肌の状態を維持しやすくします。
レチノールはトレチノインとは違い肌にマイルドに作用するため、ホームケアにぴったり。メンテナンスプログラムは、セラピューティック後も長く健やかな肌状態を維持したい方や、ハイドロキノン・トレチノインの使用を避けたい方に向いています。

■おわりに

ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムでは、短期間で集中的に肌の調子を整える効果が期待できます。プログラム終了後はすぐに肌が元に戻るわけではありませんが、長く治療の効果を持続させるには、その後どのようなスキンケアを取り入れるかが重要です。移行期や維持期で自分の肌に合ったアイテムが知りたい方は、ゼオスキンヘルスを扱う医療機関で医師に相談してみましょう。

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